【ディードットステーション】主夫がPC教室のオーナーに

私はパソコン教室を開いて今年で3年目になります。

現在月収もサラリーマン時代よりは多いくらいになっている状況ですが、正直、独立をしてからここまで収益を上げていくまでには、やはりまずは家族や親族からの同意を得る点がとても大変でした。

私のところの家庭では、妻と妻のお父さんと、息子との4人家族です。

そして、現在のパソコン教室を開くまでは、私は体の都合で主夫をしており、妻がサラリーマン。息子が中学1年で、妻のお父さんはもうその頃既に年金生活をしていたような状態でした。

そして私自身は主夫をしながら家事を主にやっていましたが、これまで約20年間勤めに行っていた妻が4年前のある日、健康診断で内蔵関連の病気の宣告を受け、入院を余儀なくされました。

これまで20年以上も長い間勤めてきた会社で、やはり休日返上などのような事も多く働いてきた身でしたので、そうした無理が出て入院と手術。そして約半年間の入院生活でしたが、手術箇所が腹部の内蔵部だったといった事情もあって、それまで働いてきた仕事を諦めざるを得ないような状態にもなりました。

このままの状態では息子の高校受験なども控えている上に、妻のお父さんも年金生活ですから、近いうちに家計が破綻する事は目に見えていました。

このままではいけないと私は切に思い、ネットなどで家事をしながら自分でもやっていける、何か収入につながる仕事は無いのか、こんな資格も何も無い自分にも出来そうな仕事はないだろうか、必死に探しました。

その結果、私は現在収益を上げているFCのパソコン教室の加盟店募集広告を見つけて、これを藁をも掴む思いで、その内容を読み漁りました。そして、昔サラリーマン時代に貯めていた貯金を今使う時だと思い、まずは家族を説得しようと試みました。

最初に私は、年金生活をしているお父さんに、このFCでの仕事の事を話しました。

すると本人は「正直、私からは何とも言えない。体も弱く主夫をしている君の負担はどれほどかい？実際にやってみて途中で辞めたりした場合の事を考えているか。」と言われて、賛成も反対もされませんでした。

次に、私は中学1年だった一人息子に、このFCの件について話しました。自分の母親である妻が倒れた事態をよく理解をしていましたので、彼は「僕からも何とも言えない。しかしこんな事態だから、やってみる価値は大いにあると思う。でもお父さんは大丈夫？？」と言われ、この時も賛成も反対もされませんでした。

正直、このように同居家族らも皆、答えに迷いがあるようでした。このため、私は自分の姉に相談をしてみようと思い立ち、隣町に住んでいた姉に時間の頃合いを見計らいながら、話をする事にしました。

そして姉が居る隣町の喫茶店の中で、私は姉本人と話をしてみました。

すると姉は「こんな事態だからこそ、もっとあなたは必死にならなければならない。迷いは今のあなたには無いはず。」と答えました。

妻が手術後の病床で相談も出来ないような状態ですので、私は家族の本格的な同意すらも分からない状態でしたが、ここは独断で行動をするしか無いと判断をしました。そして私はここのFCの門を叩き、研修を受けてパソコン教室を自分から開いていく決意をしました。

それからFC加盟金や研修費その他の支払いや、契約・研修などを終えて、教務指導の準備をするに至ります。

しかし正直、今までパソコンなども約10年近くのブランクもあって、不安が一杯でした。でも、もたもたしているヒマは、当時の私にはありませんでした。

そしてちょうど、私が研修期間を終えて開業間もない頃に、妻が退院をしてきました。話はもう既にお父さんや息子から聞いていましたので、正直、最初は怒るかな、という不安がありました。

ところが、妻は、ただ「ありがとう」と一言言っただけでした。

それだけで私の努力は報われたなと感じました。

こうして何とか私がパソコン教室の立ち上げを行い、現在の3年目までに至るような流れで来ましたが、なんとか経済的な問題は解決をしていけそうです。高校受験を見事クリアした息子も現在は高校3年になり、当初は進学を目指してはいたものの、やはり母親の身に起きた事態を深刻視をしていた様子もあり、卒業後はエンジニアになる勉強を働きながらやっていくとの事でした。

そして、退院をした妻は無理をせずにしばらくは休養をしながら、私のパソコン教室で他の生徒さん達と一緒に学び、私の仕事の手伝いをしたいと話してくれました。

正直、喜んで良いのかどうかは分かりませんが、本当にそれまで家の大黒柱であったくれた妻が入院をした出来事は、それまでの私の家庭内の状況を変えたような感じがします。そして、現在のようなパソコン教室の開業までに至る形になりましたが、今思うとやはり、今回の出来事のおかげで、息子の将来やお父さんの生活面での保障を守る事が出来ましたので、やはりこちらを選んだ最初の決断には間違いがありませんでした。

ただ、これからの教室運営のための将来を考えると、決して何の不安が無いという訳ではありません。そうした点は、私自身の教え方や運営方針などがものを言うと思いますので、日々努力をしながら上手く、運営面での試行錯誤をやりながら現在の収益度の維持をしていくつもりです。

月々￥3,000で通い放題のパソコン教室。ディードットステーションは、（有）アスネットコーポレーションの運営するパソコン教室です。

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